ご挨拶

 

立命館大学空手道部は1935年に「空手道同好会」としてスタートしました。

すでに80余年の歴史があり、多くのOBたちが輝かしい成績をおさめ、日本の学生空手道において名門の位置を占めていた時期がありました。

 

しかしながら、2001年、残念な不祥事により、空手道部は解散を命じられ、その後「自主サークル」として再スタートし、「同好会」を経て、再生の誓いをこめて「新生」の文字をつけた「空手道部(新生)」として復活しました。

 

立命館大学空手道部は、2014年度より立命館大学体育会所属団体として活動をしています。

このような経緯があり、二度と不祥事を起こさないという誓いのもと、「学生の自主性の尊重」「礼儀と人間尊重の精神の涵養」「学生の人間的成長」を第一の目標として、健全な部活動を行なっています。

 

またこの間、OB会の方々には、ご支援とご理解をいただきながら、学生諸君の活動をあたたかく、時にはきびしく、見守り、支えていただいています。

若い学生諸君の真摯な取り組みと、OBの方々のご指導とご支援とにより、空手道部(新生)は現在、学生諸君の人間形成と鍛錬の場として開かれた活動を行なっています。

現在の部は、きびしい練習の中にも、ともに空手道をめざす仲間として、和気あいあいとした、お互いを思いやり尊重する雰囲気が生まれています。

 

新入生のみなさんのなかには空手道の経験のない方もおられるかもしれません。

空手道部(新生)は何より人間的成長を目指して活動しています。

試合に勝利できなくても、空手道の達人になれなくても、空手道をともに歩む仲間との生活のなかで、礼節を身につけ、体力を向上させ、

何より、充実した学生時代の思い出を作っていただければ、これに越したことはありません。

 

ぜひ多くの学生諸君に空手道部(新生)の門を叩いていただきたいと思います。

 

 

立命館大学空手道部(新生) 部長

加國 尚志(立命館大学 文学部 教授)